絵本作家になるには様々なステップや方法があります。今回はあくまで一例ですがご紹介したいと思います。

絵本作家になるためには、絵本の市場、トレンド、ターゲットなど、様々な知識が必要です。
具体的には有名な絵本作品を読んで、そのスタイルやストーリーテリングのテクニックを学びます。
本屋やオンラインでどんな作品が人気があり、どんなプロモーションをしているのか調べます。
絵本教室に通うのも一つの手段です。

著者がその絵本で届けたいことは何なのか、テーマを考えます。
そのテーマに沿ってストーリーをつくります。
テーマが前に出過ぎると押しつけがましく感じられることがあるので全体のバランスが重要です。

3.絵の練習

絵本は絵が重要な要素です。
デッサン、遠近法、色塗りなど基本的な描画技術を磨きます。
最近ではAIで絵をつくる方もおられます。

4.文章を考える

絵本は絵がメインで文章は補足です。
文章が「説明」にならない様に短い文章で的確に伝える能力が必要です。

5.フィードバック

下描きができたら、家族や知人、様々な作家らに作品を見てもらいフィードバックをもらいます。
フィードバックをもとに何度も修正と改善を繰り返し清書します.

6.出版

出版には契約によっては様々なかたちがあります。
下記はあくまで一例です。

商業出版

商業出版とは、出版社が著者から原稿を受け取り、編集、印刷、流通、販売を行います。
【メリット】
出版社が制作・流通の多くのプロセスを担うため、著者にとって利便性が高いです。
【デメリット】
競争が激しいこと。
契約によりますが著作権の一部が出版社に譲渡されることがあります。

自費出版

自費出版とは、著者が自らの費用で書籍を出版する方法です。
【メリット】
内容やデザインに対する完全なコントロールが保てること、出版までの時間が短いこと、売上のすべてが著者の収入になることなどです。
【デメリット】
出版にかかる費用やプロモーションの多額の費用が著者自身にかかります。

オンデマンド出版

オンデマンド出版とは、書籍を必要な時に必要な数量だけ印刷する方法です。
【メリット】
初期費用が非常に安いこと。注文が入るたびに印刷・製本されるので在庫管理が不要です。
【デメリット】
1冊あたりの印刷コストがやや高くなり、単価が高くなる点があります。

7.販売

書店、オンライン販売、個展やイベント等での販売方法があります。
全てに共通することはSNSで発信してファンをつくることです。

さいごに

絵本作家になるには読者から求められる絵本を描き、販売していく粘り強さが必要です。
自分のスタイルを見つけ、楽しく学びのある絵本をつくり続けることが大切です。