その他

展示会の空間の使い方

先日、私達「いろどりあつめ」の絵本の先生である村上浩子先生の個展に行ってきました。

村上先生は絵本・ART等の制作、えほん教室主宰、これまで国内外で数多くの展示会を行われてきたART絵本作家です。

その村上先生の個展が、京都府京都市中京区の同時代ギャラリーで開催されました。

同時代ギャラリー アンプリュス
「メルシーにゃんshop」
令和4年3月21(月) ~3月27(日)

同時代ギャラリーは、これまで私たちも「えほん展」にて手作り絵本を出展させていただきました

歴史と現代ARTが融合した素敵な雰囲気のギャラリーだよね

りえ

そうそう!常に様々な作家さんの個展や展示会が行われており、スタッフの方々も本当に素敵な方々ばかり!

是非一度足を運んでほしいです!

りえ

第一印象は「暖かい」

同時代ギャラリーのある「1928ビル」(京都市登録有形文化財に指定された歴史的建造物)の階段を上がり2階へ。

すぐに同時代ギャラリーの画廊のひとつアンプリュスと村上浩子先生の作品が目に飛び込んできました。

「暖かい」

これが第一印象でした。

春の訪れを感じることができる暖かな作品の数々…

吸い込まれるように画廊アンプリュスの中へ。

遠近法で両サイドを奥に向かって低くしていく

画廊アンプリュスは以前も入ったことはあったのですが、今回はより広く感じました。

「なぜたろう?」

村上先生に質問すると、作品の置き方で広く見えるようにしているとのこと。

画廊アンプリュスは縦長の空間。

今回の個展では最も見てほしい作品のひとつである「メルシーにゃん さくら遊飛」を入り口から向かって一番奥に展示されていました。

村上先生によると、その最も見てほしい作品が目立つ様に左右の展示を奥に向かうように配置したとのこと。

左右の展示の高さを入り口から奥に向かって少しずつ低くしていくことで、遠近法から空間に奥行きがでで、一番奥の作品がぱっと目に飛び込んでくる様に。

確かに!!!

一番奥の作品のメルシーにゃんが絵を飛び出して満開の桜の周りを楽しそうに飛んでるみたい

りえ
かず

とても暖かみのある空間になってるね

目立つ作品はあえて下

また、展示する作品の上下に関しても、上の方に目立つ作品を展示するとそこに目がいってしまい、下の作品が目立たなくとのこと。

そこで、目立つ作品はあえて下の方にしたりする工夫がされていました。

この様に空間をうまく使うことで展示会場全体が広く見えるとのこと。

さいごに

「展示会って奥が深い!」

作品をただ見やすく展示するだけじゃなくて、展示会場の広さや形に合わせて作品を展示していきその空間自体をアートにする…。

展示会自体がアートなんだと実感させて頂きました。

個展の開催を目指してる私達にとって本当に刺激と勉強になる個展でした。

見て下さる方に少しでも「楽しい」と思ってもらえる様に今後も学んでいきたいと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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